2016.04.10

ブンデス2部で復帰した宮市亮。負傷で得た新走法と仲間の後押し

  • 山口裕平●文 text by Yamaguchi Yuhei photo by AFLO

 つらく長いリハビリ期間を宮市が戦ってきたことを監督は知っている。投入前に監督が宮市にかけた言葉は、「ゴールを奪ってくれ。そしてプレーを楽しんでこい」というものだった。

 宮市のカムバックを待っていたのは監督だけではない。試合前のメンバー発表で、スタジアムMCが宮市の復帰を告げると、スタンドからは拍手が送られた。アップ中の宮市には盛んに声がかかり、ベンチに向かう際も大きな拍手が沸き起こった。

「正直、すごくうれしかったですし、ちょっとウルっときたところもありました」と、宮市はサポーターへの感謝を述べている。ザンクトパウリでは、ベンチ入りしなかった選手がサポーター席の一角で試合を観戦することになっている。サポーターとともにチームの戦いを見守り、その存在をより身近に感じることで、その感慨もより大きなものになったのかもしれない。

 チームメイトも宮市の復帰を喜んでいる。DFのラッセ・ソビエフは試合後に「リオが交代したときには鳥肌が立ったよ。彼がザンクトパウリで最初の公式戦を戦えたことはとても喜ばしいし、彼が不安なく競り合いにいく姿を見られたのは本当にすばらしいよ」と、宮市の復帰を祝福した。