2016.04.06

「日本史上、最高の選手に」。
吉田麻也が語る岡崎慎司のすごさ

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke  photo by AFLO

 4月3日に行なわれたレスター・シティ対サウサンプトン戦後の記者会見。「その件については......」と、レスターのクラブ広報が止めに入ったのは、試合当日に『サンデー・タイムズ』紙が掲載した「ドーピング疑惑」に関する質問が出たときだった。

いつも全力でピッチを駆け回ってボールを追う岡崎慎司 記事の内容は、ロンドン拠点の医師がアーセナルとチェルシー、レスター、バーミンガム・シティの4クラブの選手に禁止薬物を投与したというもの。『タイムズ』紙のオリバー・ケイ記者が、「心配ではないか?」とクラウディオ・ラニエリ監督に問うと、広報が「クラブから声明文を出している。ラニエリ監督が答えることはない」と質問をさえぎった(※レスターは事前に「証拠不十分」と疑惑を否定していた)。

 レスター側が神経質になっていたのは選手への取材も一緒で、許可が下りたのはクラブ指定の3選手のみ。このなかに岡崎慎司は含まれず、試合後に話を聞くことは許されなかった。「お疲れ様です」とひと言だけ残し、日本代表FWはスタジアムを後にした。

 その岡崎は12試合連続となる先発出場を果たすも、無得点で64分に途中交代で退いた。交代を告げられると、天を仰いで悔しそうな仕草を見せたが、日本代表戦での長距離移動のせいか、後半になると攻撃に絡めなくなっていた。さらに、ベンチでは足首をアイシングする姿も......。ラニエリ監督が「(岡崎に)ケガはない」と話したことから重症ではないと思うが、「疲れ」と「足首の痛み」から次第にキレがなくなっていったように見えた。