本田圭佑らチームメイトに、ミランの古参GKが落とした「爆弾」 (3ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari   利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

「我々はコッパ・イタリアでは決勝にまで駒を進めたが、リーグ戦はまだ終わってはいない。我々はミランだ。6位などという順位に満足するわけにはいかない。目標にたどり着くため、目の前にいるライバルチームを越えていかなければいけない。リーグはあと9試合、その後にコッパ・イタリア決勝だ。決して気を抜くことなく、これからの全ての試合で結果を出していく必要がある。なぜなら我々は重みのある、そして栄光あるロッソネロのユニホームを背負っているからだ」

 アッビアーティが飛ばしたこの檄は、第10節でユベントスがサッスオーロに負けた際にジャンルイジ・ブッフォンが飛ばしたものと非常に似通っている。その直後からユベントスは全く別なチームへと変身し、19試合で18勝1引き分けの好成績をあげている。

 さて、アッビアーティのこの檄に対するチームの反応やいかに? ユベントスのような変貌を遂げることはできるのか? もちろんミラニスタたちは、1999年にデビューして以来ミラン一筋のアッビアーティの意見に大賛成だ。

 来週の日曜日、ミランは2週ぶりにサンシーロに戻りラツィオと対戦する。選手たちのプレッシャーはすでに始まっており、メディアは今後のミランの行方に注目している。今まで以上に熱い1週間になりそうだ。

 我々としては本田圭佑とその仲間たちが、ヨーロッパに向けての最終的なダッシュを切ってくれると信じたい。

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