岡崎レスターを追走する2位トッテナムと3位アーセナルが激突! (2ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi データ提供●opta

 2日のウェストハム戦で久しぶりの黒星を喫したものの、「例外的なものだ」と指揮官は意に介さない。また、今季ここまで16点を挙げてリーグ得点ランキングで3位につけるエースのハリー・ケインはアーセナル戦に強く、過去2試合の出場で3ゴールを奪っている。

 一方のアーセナルは、バルセロナとのチャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦で敗れた後、リーグ戦でも敗北が続き、現在、公式戦3連敗中。バレンタインデーに行なわれたレスターとの大一番を劇的な形でモノにしながらも(2-1でアーセナルが逆転勝利)、その勢いを維持できないのがアーセナルらしさと言えるかもしれないが、2002年10月以来となる4連敗はなんとしても阻止したいところだ。

 しかし、トッテナムのホームスタジアムであるホワイトハートレーンでは、過去7度の対戦で1勝しか挙げておらず、数字上も逆風が吹く。また、すでに主力に数人の長期離脱者が出ているなか、ここに来てアレックス・オクスレード=チェンバレン、ローラン・コシエルニ、ペトル・チェフが負傷。

 試練を乗り越えるには、アレクシス・サンチェスが指摘した「自信と貪欲さ」がカギとなるだろう。

 首位のレスターは、アウェーでワトフォードと対戦。ここでレスターが勝利して、3位アーセナルが2位トッテナムに勝利すれば、首位レスターと2位、3位との勝ち点差は6に広がる。
  

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