本田圭佑が演出する9試合連続負けなし。好調ミランが3位を狙う (2ページ目)
右サイドのイグナツィオ・アバーテと本田圭佑のコンビは、ミランのもう一つの安定のカギである。守るのも攻めるのも息の合ったプレーで、相手チームを困難に陥れる。特に本田は完璧にミラニスタのハートを取り戻した。この試合でも25mはあるFKから直接ゴールを狙い、ボールは惜しくもゴールバーを叩いたが、この見事なプレーにスタンドからは賞賛の拍手が降り注いだ。いや、ミラニスタだけではない。クオリティーの高いプレーで今やミハイロヴィッチ監督の心も完全につかんでいる。
アントネッリとジャコモ・ボナヴェントゥーラの左サイドのコンビも負けてはいない。特に攻撃においては右サイドコンビよりも一歩リードしている。それに比べると――先週も書いたが――トップはどうしても見劣りする。試合後の記者会見でミハイロヴィッチは敵の動きを邪魔していたとトップの2人を褒めていたが、彼らの働きは明らかに他のポジションのレベルには追いついていない。
3位になるために必要なものはと尋ねられて、ミハイロヴィッチはこう述べている。
「あともう少し上位グループのチームとの点差を縮めることが必須だ。その点で、これからの3試合は大きなチャンスとなる。サッスオーロ、キエーボ、ラツィオ相手に9ポイントをあげることができれば、他のライバルチームたちと互角にやりあうことができるだろう」
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