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派手なのは中国だけ。欧州の移籍市場がショボかった2つの理由 (3ページ目)

  • 中山淳●Nakayama Atsushi photo by Getty Images

 移籍期限最終日、マンチェスター・シティが来シーズン以降の新監督としてグアルディオラの就任を発表したことが最も大きなニュースとなったが、それは今回のマーケット状況を象徴するような出来事だったと言える。

 その一方で、この冬、過去に例をみないレベルの大投資をしたのが中国サッカー界だった。

 主だったところを挙げれば、江蘇蘇寧がチェルシーのラミレス(ブラジル代表)を推定約36億4000万円で獲得。また、河北華夏はローマからジェルビーニョ(コートジボワール代表)を推定約23億3300万円で、上海はインテルのフレディ・グアリン(コロンビア代表)を推定約16億8500万円で、そして広州恒大に至ってはアトレティコ・マドリードからジャクソン・マルチネス(コロンビア代表)を推定約55億円という大金を使って補強することに成功した。

 その他にもブラジル人を筆頭とするトップレベルの南米出身選手が一気に中国に流入したことは、今年の冬の大きな特徴となった。これは選手だけに限った話ではない。元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニが北京国安の監督に就任したように、世界的に知られる指導者も、中国サッカー界に流れ込むルートが完成しつつあると見ていい。

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