2016.01.15

ペップの後任はアンチェロッティ。バイエルン監督交代は吉と出るか

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 それはグアルディオラにとっても同様だろう。指揮官としての経歴のためにも今季の戦いを投げ出すとは考えられず、最後にCL優勝を飾って美しく退任したいと願っていることだろう。前述した“グアルディオラ・チルドレン”も同じ気持ちでいるはずだ。指揮官に花道を。そんな気持ちでチームがひとつにまとまれば、監督交代の発表は大きな意味を持つことになる。

 一方で気になるのは、来季を見据えた選手たちの動きが伝わり始めていることだ。チアゴ、シャビ・アロンソあたりは、グアルディオラとともにチームを去っても決して不思議ではない。

 また、アンチェロッティが連れてくる新加入選手もいるはずだ。「レアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドやトニー・クロースが、アンチェロッティへの恩義を口にしている」といった類の報道は、移籍を匂わせていると読むことができる。報道先行とはいえ、こうした動きが目立つようになると、選手たちが浮き足立つ可能性も否定できない。

 歴史的にバイエルン1強のリーグにおいて、その存在をさらに圧倒的なものにしたのがこの3年間だった。そんなグアルディオラのバイエルンも、あと数カ月で見納めになる。

海外サッカー の記事一覧>

関連記事