ペップの後任はアンチェロッティ。バイエルン監督交代は吉と出るか
バイエルンが来季から新監督にカルロ・アンチェロッティが就任すると発表したのは昨年の12月20日のことだった。ジョゼップ・グアルディオラ現監督はちょうど3シーズンで交代することになった。
カタールで合宿中のバイエルン。グアルディオラ監督(左)とリベリー 今季で契約満了となるグアルディオラの退任は、本人の希望でもあり、それ自体に驚きはない。この1年はクラブとの確執も噂され、記者会見の雰囲気も決していいものではなかった。
ちなみに前監督のユップ・ハインケスは2シーズンで交代。その前のルイス・ファン・ハールは2シーズン目の途中までしかもたず、最後の5試合はオランダ人のアンドリース・ヨンカーが暫定監督を務めた。つまりグアルディオラの3年というのは、決して短いというわけではない。
問題は、監督交代の発表がこの時期に行なわれたことが、チームにどのような影響を与えるか、だ。
グアルディオラはブラジルW杯直前の13~14シーズンにバイエルンの監督に就任したこともあり、ドイツ代表にも大きな影響を与えた。特に右SBだった代表主将のフィリップ・ラームをボランチ起用すると、ヨアヒム・レーヴ代表監督は代表でもその戦術をそのまま採用し、バリエーションを増やした。ブラジルW杯でのドイツの優勝に少なからず貢献している。
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