今季初フル出場の本田圭佑。誰もが認める活躍でミラン残留へ
2015年最後の試合、セリエAの対フロジノーネ戦。ミランは勝利を収め、新たな年に望みをつないだ。先週木曜日に行なわれたコッパ・イタリアのサンプドリア戦に続いて2連勝。ミハイロビッチもどうやら落ち着いたクリスマスが送れそうだ。
フロジノーネ戦に先発フル出場した本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) もしこの2試合で失敗したら、ミハイロビッチにはミランでの未来はないとさんざん騒がれていたが、この結果にチームは満足したようだ。そして試合後のインタビューでは多くの選手がミハイロビッチの仕事を支持するコメントを残した。選手はミハイロビッチのやり方を信じておらず、ロッカールームは分裂状態にあると、幾度となくマスコミが報じていただけに、彼らのこの発言は重要だった。そして今シーズンの目標――チャンピオンズリーグ出場権獲得とコッパ・イタリア優勝――に向けて、正しい道を歩んでいることもあらためて確認することができた。
特にコッパ・イタリアに関して、見通しは明るい。今後の組み合わせはミランにとってかなり有利なのだ。1月に戦う準々決勝の相手はカルピ。それを勝ち抜けば、準決勝はスペツィア対アレッサンドリアの勝者とぶつかる。フィオレンティーナを倒してベスト8に残ったカルピ同様、この2つもそれぞれローマとジェノアというビッククラブを破ってきたサプライズチームだが、それでも強豪とは違う。
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