バイエルンに完敗。それでも本田圭佑の表情が明るい理由 (3ページ目)
新監督にミハイロビッチが就任してからまだ時間も短い中で、ミランはポゼッションサッカーにトライしているという。ロングボール頼みの動きの少ないサッカーからの脱却を狙っているのだ。だがバイエルンの運動量とスピードについていくことはできなかった。攻守の切り替えも遅く、動きに流動性もない。前途多難を感じさせたが、それでも、同じように新監督を迎えた昨季とは違う手応えがあると、本田は言う。
「去年は点を取っているときも、なんかな……という感じで、それはずっと試合の後にもコメントしてきたと思うんですけど。逆に今は、この完敗もある程度向こうが上だったというだけの話で、あっさりしているというか。いや、バイエルンがセリエAにいなくて良かったというくらいの感覚で、我々にはセリエAでチャンスがあるという風に信じて、またこれから準備していこうと思います」
攻守に課題山積のミラン。それでもこのタイミングでバイエルンのサッカーを感じられたことで、その課題が明確になった。そのことをポジティブにとらえた本田の、明るい表情が印象的だった。
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