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ガリー・リネカーの再来?待望の本格派ストライカー現る (4ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi  photo by AFLO

【第2位】 新星トラブルメイカー、その名はラヒーム・スターリング

 ジャマイカ出身の20歳、リバプールのMFラヒーム・スターリングへの批判が止まらない――。キッカケは、週給3万5000ポンド(約662万円)から週給10万ポンド(約1893万円)にアップさせて契約延長したいクラブからの打診に対し、なかなか首を縦に振らないからだ。しかも、リバプールの偉大なる主将・ジェラードからもお願いされたにもかかわらず、それを無下に拒否したことがファンの怒りを大いに買ったようだ。

 そんな騒動の最中、スターリングに追い討ちをかけるような写真が流出した。吸入すると陶酔効果のある笑気ガスを吸っている写真が、次々とタブロイド紙に掲載されたのである。もちろん、スターリングへのバッシングはさらに急上昇。リバプールOBのジェイミー・キャラガーからは、「お前は黙って自分の仕事をしなさい」と叱られる始末だ。

 しかし、スターリングが移籍を考えるのは、リバプールにも原因がある。今シーズンは大事な試合で勝ち星を取りこぼし、終わってみれば5位。チャンピオンズリーグ出場権を逃してしまったからだ。その結果、スターリングの代理人は、「彼はチャンピオンズリーグでプレーしたがっている。出場権を逃したリバプールとは週給90万ポンド(約1億7000万円)でも契約することはないだろう」と痛烈に批判。クラブも移籍を認めざるを得ない状況になってきた。

 現在、設定された移籍金は5000万~6000万ポンド(約95億円~113億円)と報じられている。マンチェスター・シティやアーセナルが獲得に興味を示しており、この騒動はまだ終わりそうにない。

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