今シーズンのプレミアリーグで最も「残念」だった選手は? (4ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi  photo by Getty Images

【第7位】 今シーズン最も「残念」なプレーヤーとは?

 ルイス・ファン・ハール新監督のテコ入れによって、ようやく復活の兆しを見せた今季のマンチェスター・ユナイテッド。しかし、新戦力として注目されたMFアンヘル・ディ・マリアとFWラダメル・ファルカオは、ファンの期待を大いに裏切ってくれた。

 まず、ブラジル・ワールドカップで評価をさらに高め、プレミアリーグ史上最高額となる5970万ポンド(約101億円)の移籍金で加入したアルゼンチン代表のディ・マリア。序盤戦こそまずまずの働きを見せたものの、ケガによって調子を落としていき、その後は最後まで金額に見合った活躍を見せることはなかった。

 一方、モナコからレンタル料600万ドル(約11億円)での期限付き移籍で獲得したコロンビア代表のファルカオも、ケガから回復後はパッとせず、今季リーグ戦でわずか4得点。新天地に最後までフィットすることなく、シーズン終了後はモナコに返却されることになった。彼らがもう少し活躍していれば、チェルシーに独走優勝させることはなかっただろう。残念だ。

 そしてもうひとりは、バルセロナに飛び立ったFWルイス・スアレスの後釜として、ACミランからリバプールに移籍してきたFWマリオ・バロテッリだ。1年半ぶりのプレミア復帰で期待されたものの、フタを開ければリーグ戦たった1得点。マンチェスター・シティ時代の面影はまったく消えていた。「悪童」として注目されるのも、本職での活躍があってこそ。すっかり大人しくなってしまい、こちらも残念だ。

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