2015.04.10

元日本代表監督候補、名将ビエルサはやっぱりマルセイユを変えた!

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi photo by Getty Images

 マルセイユの本拠地スタッド・ヴェロドロームの改修後、初めて行なわれたフランス・ダービー"ル・クラスィーク"は、最終的に3-2という派手なスコアで首位PSGが逆転勝利を収めた。

 今回のダービー、リーグアン第31節、マルセイユ対パリ・サンジェルマン(PSG)は、屈指のスペクタクルマッチだった。翌日の『レキップ』紙は「眩しい」という単語と大きな写真で一面を飾り、地元『マルセイエーズ』紙は「誇らしい」という言葉を使って地元チームを称えた。さらに言えば、スタンドを埋め尽くした約6万5千人のマルセイエーズ(マルセイユ・サポーター)の熱狂度も含め、スタジアムの雰囲気も抜群だった。

「この結果は正当なものだ。自分がイメージした通りに試合を進められたと思う。良い試合をしたにもかかわらず負けてしまったのは、パリのやり方が我々のスタイルを上回っていたということ。そういう意味で、言い訳はない」

 試合後の会見でそう振り返ったのは、マルセイユのマルセロ・ビエルサ監督だ。

ベンチではなく、常にドリンクケースに座って指示を出すビエルサ監督 かつてアルゼンチン代表(※1)やチリ代表(※2)を率いた際には、その攻撃的スタイルで世界的に注目を浴び、2010年夏、そしてつい先日も、日本代表監督就任の噂が飛び交ったアルゼンチン人の名監督は、今シーズンからフランスでキャリアを重ねている。
※1 1998年~2004年/W杯日韓大会グループリーグ敗退。04年アテネ五輪で優勝
※2 2007年~2011年/W杯南ア大会ベスト16