2014.12.18

勝てない香川のドルトムント。昨季のマンUとの大きな違い

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

 ブンデスリーガ第16節。ドルトムントは12月17日(現地時間)、ボルフスブルクと対戦し、2-2で引き分けた。いったんは勝ち越したドルトムントだが、85分にコーナーキックから追いつかれた。香川真司はブンデス3試合連続で出場機会がなかった。

 ドルトムントが勝てない。負けるはずのないチームが勝てない。香川が苦しむ姿と合わせて、それは昨季のマンチェスター・ユナイテッドを思いおこさせる。とはいえ順位は1年前のユナイテッドとは全く比べものにならず、降格圏あたりをうろうろ。16節終了時点で18チーム中16位という有り様だ。

 当然、メディアも手厳しくなる。前節、ヘルタ・ベルリンに敗れた際には、ファンへの挨拶へ向かわなかったDFフンメルスの行動が取りざたされた。腰痛を押して出場したフンメルスだったが、試合後は失意の表情で足早にロッカールームへと入っていった。チームメイトたちはサポーター席への挨拶に行き、負けても負けてもブーイングをしないサポーターの歌声を、うなだれながら聞いていたのにもかかわらず、だ。翌日はフンメルスの態度を問題視する記事が出回った。

ボルフスブルクと引き分けたドルトムントのクロップ監督 だが、どれだけ順位が落ちようとも、現状ではクロップ監督への批判は少なく、交代論など皆無といってもいい。1年前、マンUの監督だったデイビッド・モイーズが、負けるたびに解任、解任と言われ続けたのとは大違いだ。