2014.12.07

香川真司を外したドルトムントは何が変わったのか

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

 前節フランクフルトに敗れ最下位に沈んだドルトムントが、3試合ぶりに勝利を飾り、暫定ながら14位に浮上した。

 絶不調にあえぐ中でも、ホームスタジアムに8万人の大観衆が詰めかけたホッフェンハイム戦。不幸中の幸いとでも言おうか、勝てていなかった最近の3試合は、リーグ戦の2戦もチャンピオンズリーグのアーセナル戦もアウェーだった。ホームに戻って来たこの試合はどうしても落とせない一戦だった。本来なら格下と言いたいホッフェンハイムは、現状では7位とまずまずの位置につけている。

ホッフェンハイム戦に欠場した香川真司 クロップ監督はメンバーのてこ入れを行なった。まずは不調のGKワイデンフェラーを外し、開幕戦以来となるランゲラックを先発させた。ランゲラックは昨季もリーグ戦出場は4試合のみという完全なる控えGKだが、ここで入れ替えを決意した。また、今季2度に渡り戦線離脱していたCBフンメルスが待望の復帰を果たした。また左SBにシュメルツァーが入ったことにより、4バックには3シーズン前の優勝メンバーが揃った。そしてトップ下にはギュンドアンが入り、1トップにラモスが入った。香川真司はベンチスタートとなった。

 試合が始まると、ドルトムントは潔いまでに勝ちにこだわったサッカーを見せた。トップのラモスに当て、サイドのオーバメヤン、ミキタリアンが快足を生かしてクロスを入れる。お得意のプレッシングからのショートカウンターが見られだしたのは後半からで、前半はとにかく先制点狙いとゴール前を守ることに徹したサッカーを見せた。