マインツ岡崎慎司、ブンデス100試合目の快挙

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

 前節ヘルタ戦で2ゴールと好調の岡崎慎司(マインツ)と、フライブルク戦で復帰を果たした香川真司(ドルトムント)。"2人のシンジの対決"として、ドイツ国内でも注目を集めたマインツ対ドルトムントの一戦だった。実力からいえばドルトムントが上回っているが、軍配は2-0でマインツに上がった。

"シンジ対決"のほうも、岡崎はフル出場して1ゴールをあげたのに対して、香川はシュート0本のまま後半20分に交代。岡崎はこれで今季4ゴールとなり、得点ランキングのトップに躍り出た。

試合後、ユニフォームを交換する岡崎慎司(左)と香川真司試合後、ユニフォームを交換する岡崎慎司(左)と香川真司 この試合でブンデスリーガ100試合出場を達成した岡崎はにとっては、初めての対ドルトムント戦勝利でもあった。試合後には開口一番、「ブンデスリーガに来てからの自分にとってのベストゲーム」と笑顔を見せた。

 いつも通り1トップで先発した岡崎。この日は代表クラスの揃うドルトムントの守備陣を相手にしながら、抜群のポストプレイを見せた。岡崎がボールを収めることで、マインツは攻撃の時間を作り出した。

「自分がボールを取られなくて、そこからチャンスがうまれたと思うし、なおかつ、点もとって勝ったというのが良かった。今までだったら、プレイは良いけど点は取れないとか、点は取れるけど内容はあまり良くない、とかだったので」と、岡崎は自身のプレイを振り返る。

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