テストマッチで露呈。コートジボワール守備陣に穴あり (3ページ目)

  • 栗原正夫●文 text by Kurihara Masao
  • photo by Getty Images

 FIFAランク69位のエルサドバドルに、前半はほとんど攻める機会を与えなかったものの、終盤は自滅する形で反撃を許し、PKから1点を献上した。PKにつながったファウルの場面は、マラリアから復帰したDFコロ・トゥーレのエリア内での軽率なチャージが原因だった。このあたりは日本にとっては狙い目といえるだろう。

 前線にはタレントが多いだけに、日本は先制点を奪われる可能性も十分になる。1失点は覚悟したとして、勝負のポイントは、相手がくれる棚ボタのプレゼント(決定機)をいかに確実に仕留め、2点以上奪えるかにかかっているかもしれない。

 ラムシ監督は「結果には満足している」と語りながらも、その表情は晴れなかった。「リスクは犯せない」と主軸のMFヤヤ・トゥーレを温存。「日本戦ではまた違うチームになって、違う試合になる」とのコメントを残していった。

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