2014.03.20

優位なのはレアルか?バルサか?全世界が注目のクラシコ展望

  • 山本孔一●取材・文 text by Yamamoto Kouichi

 現地時間3月23日(日)21:00、スペインの首都マドリードにあるサッカースタジアムの1つサンティアゴ・ベルナベウで全世界が注目する戦いが行なわれる。

 レアル・マドリード対バルセロナ、スペインだけでなく世界を代表する伝統の一戦”クラシコ”、ライバル心、情熱、誇り、歴史、街そして人々の思い……この日、2チームはただリーガタイトルを懸けて勝点3を争うのではない。

クリスティアーノ・ロナウド(写真左)とメッシ、クラシコでゴールを決めるのはどちらか? 写真:ロイター/アフロ「レアル・マドリードとバルセロナの試合はピッチの中で完結しなければいけないサッカーの中の戦争」とバルセロナのスペイン代表MFイニエスタが表現するように、クラシコは両チームにかかわるすべてのことをエネルギーとして呑みこみ、ピッチ上で爆発させるサッカーの戦い以上の試合だ。

 両チームに与えられた武器は1つだけ。直径22㎝、重さ450gのボール。その武器の主導権を握り、相手ゴールに叩き込むため、メッシ、クリスティアーノ・ロナウドをはじめとした世界トップクラスの22人がサンティアゴ・ベルナベウの芝の上でしのぎを削り合う。

 20世紀最高のクラブであるレアル・マドリードと、欧州ナンバー1を意味するチャンピオンズリーグタイトルを21世紀に3度獲得しているバルセロナの戦い。サンティアゴ・ベルナベウのリーガでの対戦成績は、ホームチームが51勝17敗15引き分けと圧倒しているが、ここ5年の対決では欧州の覇者として君臨しているバルセロナが3勝1敗1引き分けと結果を残してきた。

 だが、今回のクラシコではレアル・マドリード有利の声を聴くことが多い。その一番の理由は2014年の成績だ。レアル・マドリードはリーガ10試合で9勝1引き分け28得点5失点。1試合平均2.8得点の破壊力を持つ「BBC」と名付けられたベンゼマ、ベイル、クリスティアーノ・ロナウドを旗頭とした攻撃に注目が集まる。だが、それ以上に7試合を無失点に抑えているセルヒオ・ラモス、ペペを中心とした堅固な守備が今のレアル・マドリードの強さを支えている。