2014.01.16

ミランのオフィシャル誌編集長が明かす本田圭佑との初対面

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari
  • 利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

オフィシャル誌編集長のミラン便り(1)

 ミラノのマルペンサ空港に本田圭佑が降り立ってから10日あまりが経とうとしているが、本田旋風はまだまだ止みそうにない。このインパクトの強さはミランが目論んだ通りだ。皆さんも本田の入団会見で、背番号10と彼の横顔を合わせたロゴを目にしたことだろう。あれはミランのスペシャル・プロジェクト・オフィスの力作だ。ちなみにこの部署は数年前にバルバラ・ベルルスコーニ(CEO。ミランのオーナー、シルビオ・ベルルスコーニの娘)の肝いりで作られたもので、この特別な演出はミランの大いなる期待の表れである。

ミランの練習場、ミラネッロでの日々が始まった本田圭佑。バロテッリとのツーショット(BUZZI/FOOTBALL PRESS) 私はミランのオフィシャルマガジン『Forza Milan!』の編集長を務めているが、もちろん今月発売予定の我々の雑誌も、表紙と特集はすべて本田だ。特集では、彼を一番よく知るであろうイタリア人、アルベルト・ザッケローニ日本代表監督にインタビューを行なった。ザッケローニは1998年から2001年までミランの監督を務めたこともあり、その間にスクデットも勝ち取っている(98~99シーズン)。本田をミラニスタに紹介するにはうってつけの人物だ。発売前の今月号から、特別にちょっとだけみなさんにその内容をお教えしよう。インタビューの中でザックは本田をこう評してしている。

「ケイスケの仕事に対する態度には私はとても満足しているよ。彼はいつも最高のプロ意識を持ってサッカーと向き合っている。例えばケガをして代表でプレイできなかった時も、わざわざ東京に来て、我々のフィジカルトレーナーと一緒に練習したい、と言ってきたんだ。本当に真面目な選手だよ」

 ザックのこの言葉が決して誇張などではなく、真実だと肌で感じたのが雑誌の表紙撮りの時だった。それまで記者会見などで本田を見ることはあったが、間近に接したのはこれが初めてだった。