2013.11.11

アーセナル戦勝利で確かになった香川真司、マンU内の「序列」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by GettyImages

 前節までの時点で8位だったマンチェスター・ユナイテッドが首位アーセナルを1-0で下した。試合後、モイーズ監督が「チームにとって大きな勝ち点3」と素直に喜ぶ、大きな意味のある勝利だった。

 香川真司はチャンピオンズリーグ(CL)、レアル・ソシエダ戦に続いて先発出場し、77分までプレイした。香川がこの試合に先発し、そして勝利を掴んだことには少なからず意義がある。

 アーセナル戦に先発出場した香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)。左はフェルメーレン モイーズの中で香川の評価が上がっていることは明らかだ。10月23日に行なわれたCL第3節のソシエダ戦以降、このアーセナル戦までの6試合で、出場しなかったのはノリッジ戦のみ。途中出場したフルハム戦も45分ほどプレイしており、他の試合は先発している。ただ。CLの重要度は高いものの、ソシエダはグループリーグ最下位のチームであり強敵とは言いがたい。国内で対戦したストークとフルハムにしても決してリーグ優勝を狙うチームではない。

 だが、アーセナルは現在プレミア首位。先週末はリーグ2位のリバプールを叩き、3日前にはCL第4節で奇しくも香川の古巣ドルトムントをアウェーで下し、好調を維持している。香川は昨季も含めて、プレミアでのビッグマッチ出場経験がない。つまり、ここでビッグマッチへの出場機会を得たことは、大げさに言えばファーガソンから得ていた信頼よりも大きなそれをモイーズから勝ち取ったとも言えるのだ。