最下位に辛勝。対戦相手から恐れられなくなったマンUの現状

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

 それだけにヤヌザイの存在は光明だった。立ち上がりはほとんどボールを持てなかったヤヌザイが、20分頃から攻撃に絡み始めた。果敢に左サイドから中央に切れ込み、強引にでもシュートを放ったことでリズムを幾分取り戻すことができた。今季は調子がいまひとつのファン・ペルシーや、決定力に欠けるナニに比べて、その果敢なトライは目を引いた。後半の2得点は必然と言えるだろう。

 ヤヌザイの活躍で結果的にユナイテッドは今季プレミア3勝目を挙げた。だが、この日の前半の戦いぶりが続くようであれば、いくら新星が活躍してもこの厳しい戦いが続くことは間違いない。盤石という言葉とはほど遠い今季、時間がたてばたつほど他のチームは自信を持ってユナイテッドに立ち向かってくるだろう。立て直すための時間は多くは残されていない。

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