マインツ岡崎慎司「やってきたことは無駄じゃないと証明したい」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by AFLO

 岡崎慎司がマインツ移籍後初めての公式戦に先発出場した。4部のフォルトゥナ・ケルンと対戦したドイツ杯1回戦。だがマインツは、引いてゴール前を固めるフォルトゥナ・ケルンの戦術にはまり、崩し切れずに大苦戦。岡崎は前半は左MF、後半に入ってからは1トップと、ポジションを変えながらプレイしたが、得点に絡むことはできなかった。マインツは試合終了間際にチュポモティンクのミドルシュートでなんとか勝ち越し、2回戦へと駒を進めた。

今季初の公式戦となるドイツ杯1回戦、フォルトゥナ・ケルン戦に出場した岡崎慎司今季初の公式戦となるドイツ杯1回戦、フォルトゥナ・ケルン戦に出場した岡崎慎司 岡崎にとってマインツはシュツットガルトに続いてドイツでの2チーム目。この移籍は、ストライカーとしての強い決意と直結している。

「ゴールがないと意味ないなと思う。コンフェデでもそういうことを学んだ。チームを勝たせられるのはゴール。今年はそれにこだわりたい」

 昨季はシュツットガルトでリーグ戦わずかに1ゴールに終わった。主に左右のMFで出場を重ねたが、攻撃の統率のとれないチームではなかなか機能することがなかった。日本代表で見せるような、高い得点力とゴール前での輝きはなかった。

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