2013.06.30

2014年W杯は無事ブラジルで開催できるのか?

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi 渡辺航滋●撮影 photo by Watanabe Kouji

 もちろん、コンフェデレーションズカップの開催都市では、試合当日になると必ずと言っていいほど大規模デモが実施されている。決勝戦が開催されるリオデジャネイロでもデモが行なわれる予定で、当日は機動隊による厳重警備が実施されるはずだ。

 すでに政府は運賃値上げを取り下げ、24日にはルセフ大統領がデモを呼びかける市民団体と面談。交通機関に500億レアルの投資を提示し、今後は医療や公共施設への投資をすることを約束したが、それでもデモが収束に向かうかは不透明な状況だという。

 今のところ、FIFAは「来年のワールドカップはブラジルで開催する。変更はありえない」と、この事態を静観しているが、今後の展開によってはFIFAも何らかの対応策を迫られる可能性も否定できない。

 1950年以来、64年ぶりにサッカー王国ブラジルで開催されるワールドカップ。まさか開催地変更という事態はないだろうが、王国にとって、大会までの1年で対応すべき課題が山積していることだけは間違いない。

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