2013.04.02

【CL】準々決勝で輝くのはどちらか?
メッシとロナウドの今季を比較

  • 山本美智子●取材・文 text by Yamamoto Michiko photo by Rafa Huerta

今季19節連続でゴールを決め、得点ランクトップのメッシ チャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝を前に、バルセロナ、レアル・マドリードの両巨頭は、国内リーグ戦でともにドロー。勝ち点1を手にして、ヨーロッパに戦いの舞台を移す。

 個人レベルでは、先週末の国内リーグで、セルタを相手にゴールを決めたメッシが、国内リーグ19節連続ゴールという前人未到の記録を打ち立てた。19節連続ということは、スペインリーグの1部は20チームで構成されているのだから、国内のすべての対戦クラブから得点したことになる。バルセロナのリーグ戦のチーム総得点「90」のうち、メッシの得点は「43」なので、その割合は47.7%。「メッシ依存症」と言われることもあるほどだ。

 19節連続ゴールは、スペインサッカー史上初の快挙だが、全対戦チームから得点するという点だけとれば、すでにメッシの前にこの偉業をやってのけた選手がいる。昨シーズン、その記録を打ち立てたのは、レアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドだった。

 メッシは今季、リーグ戦では29節終了時点で43ゴール。28ゴールを得点している2位のロナウドに大きく差をつけ、すでに次回のバロンドールを獲得する勢いを見せている。だが、CLでの数字を見れば、ロナウドが8試合で8得点と、メッシを上回っている。この4年間、CLの得点王に輝いているメッシは、現在ロナウドより1点少ない7得点だ。

 また、リーグでのメッシの得点数があまりにも人間離れしているため、ロナウドのレアルでの働きは過小評価されがちだが、モウリーニョ監督が「ロナウドだけがレベルをキープしている」と記者会見で話したように、レアルの「ロナウド依存症」もまた、火を見るより明らかだ。