【イタリア】ミラノダービー直前。サネッティ、長友佑都を語る
ハビエル・サネッティ 1973年8月10日、ブエノスアイレス生まれ。1995年からインテルでプレイ、99年から主将を務める。インテルでの公式戦出場は800試合を超える。アルゼンチン代表(photo by SINO/FOOTBALL PRESS)ハビエル・サネッティ・インタビュー
現在セリエA5位のインテル。重要な一戦となるミランとのダービーマッチを前に、"インテルのすべてを知る男"サネッティが、自らのサッカー人生とチームメイトの長友佑都について語った。
――あなたは今年40歳を迎えまずが、心身ともにセリエAや欧州のハイレベルな舞台で戦える状態にあります。チーム練習以外で、例えば個人的にトレーニングしたり、何かこだわりをもって体を鍛えているなどありますか?
「それがヒミツは何もないんだ。生まれ持った体質がこの体をくれたんだろうね。両親に感謝しているよ。だけど、然るべきことはきちんとやっている。それが見返りをくれるんだ。例えばバカンスの間も、僕はトレーニングを怠らない。それから気の持ちようも大切だよ。僕は1日のどんな瞬間も楽しもうとしている。朝起きて子供たちを学校へ送る時も、ピネティーナで練習している時も、娘に宿題をやらせる時も、息子とサッカーをしている時も......どんな時もね。今はうちの3番目の子(去年5月に誕生)のために僕らは大忙しなんだけど、その分、喜びもたくさんもらっている。そういう普通の生活をしているだけで、つまり特に変わったことはしてないんだよ」
――体のコンディションをより良い状態にするため、20代の頃にはやらなかったことをやっているとか、その逆はありますか?
「それもないんだ。僕がシーズン中にやっているトレーニングといえば、ピネティーナでやっているチームとの練習だけ。だから体づくりはトレーニングセンターで完結している。家にいる時は何もやってない。あ、そうか、家でも走ってるな......子供たちの後ろをね。もしかしたらそれが効いているのかな(笑)」
――試合前は寝られないという選手がいますが、あなたは?
「ぐっすり寝てる。全く問題なし。試合前は、体だけでなく心も準備するんだ。まず落ちついた気持ちでいられるよう努力し、試合に集中できる心構えをする。ピッチに立った時、全エネルギーをそこに注ぎ込めるようにね」
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