【イングランド】ディウフのマネをした10歳の子どもにバッシングの嵐

  • 鈴木英寿●文 text by Suzuki Hidetoshi

 1月3日付けの『デイリースター』紙は、リーズ・ユナイテッド(チャンピオンシップ=実質イングランド2部)に所属する元セネガル代表FWエル・ハッジ・ディウフのマネをした子どもの写真を掲載。それが大きな反響を呼んでいる。

 10歳のカイ君は大好きなディウフのマネをしようと、髪をモヒカンカットにセット。さらに顔を黒く塗って、ディウフ本人と記念撮影をした。これがツイッター上にアップされると、多くのファンから「人種差別だ!」との批判が殺到したのだ。

「ディウフのように顔を黒く塗るなんてとんでもない!」という反論に対し、カイ君は「毎日こんなふうに着飾っているわけじゃないから。新年の楽しみだよ」と回答。元リーズのロバート・スノッドグラス(現ノーリッチ・シティ)も「良い試みだ」と、カイ君を擁護している。ただ父親は、「誰かを怒らせたとしたら申し訳ない。でも、まだ息子は10歳なんだ」と事の深刻化を恐れている。

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