【イングランド】イギリスの天気を気にするイタリア人監督ゾラ

  • 鈴木英寿●文 text by Suzuki Hidetoshi

 ジャンフランコ・ゾラといえば、プレミアリーグのチェルシーでも大活躍した往年の名選手。元イタリア代表FWは、現在チャンピオンシップ(2部)のワトフォード監督を務めている。首位カーディフとは勝ち点10点差ながらも、今季のプレミア昇格争いに加わっており、後半戦に向けて気勢をあげているところだ。

 そんな指揮官の懸念は、「イギリスの気候」だと、12月26日付の『デイリーミラー』が報じている。「(選手たちにとって)イングランドの気候は、間違いなく厳しい条件となる。ワトフォードの選手は世界各国から集まっているし、イングランドとかなり異なる気候の国から来ている者もいるからね。順応するには時間がかかるよ」(ゾラ)。

 ゾラ監督自身は、地中海に浮かぶサルディーニャ島の出身。現役時代はイタリア南部のナポリなどでプレイし、プレミアリーグに移籍した当初は自身もイングランドの気候に苦労した。とはいえ、辛辣な地元記者からは、「昇格できなかったら、まさか天候のせいにするんじゃないだろうな!?」との声もさっそく聞こえている。

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