【イングランド】マンCの問題児バロテッリ、今季もオフ・ザ・ピッチで大活躍

  • 藤井重隆●文 text by Fujii Shigetaka

 先日発表された今年のFIFAバロンドール候補23選手に名前があがったマンチェスター・シティの問題児FWマリオ・バロテッリ。だが、バロテッリは今季リーグ戦でいまだ無得点。4番手FWに格下げされたことで再びマンチーニ監督との不和が囁かれ、1月の移籍市場で古巣インテルへの復帰報道も浮上し始めている。

 そんなバロテッリは今季もピッチの外で大暴れ。最近、16万 ポンド(約2100万円)の愛車ベントレーの色を白から迷彩柄に変えて相変わらず注目を集めている。また、破局と復縁を繰り返していたモデルのラファエラ・フィコさんがクリスマスの前後に出産を控えており、彼女に付き添うためチームに2週間の父親出産休暇を申請するとの噂も。

 冬休みがないプレミアリーグは年末年始に過密日程となるため、バロテッリが空気を読まずに休暇を申請すれば、マンチーニ監督だけでなくクラブ上層部の逆鱗に触れ、年明けの放出がさらに現実味を帯びてくるかもしれない。

<バロテッリのお騒がせ行動履歴>
10年8月 移籍直後に練習場付近で交通事故を起こし、当時の愛車アウディR8は大破。
10年12月 同居している彼女の存在を忘れ、別の部屋にほかの女性を連れ込む。
11年3月 ルーニーと噂になったコールガールをレストランで目撃し、大声で野次る。
11年3月 若手選手にふざけてダーツの矢を投げつけ罰金10万ポンド。動機は「退屈だったから」。
11年5月 FA杯決勝後のTVインタビューで「最高のシーズンを過ごせたか」と問われると「今季はクソだった」と放送禁止用語で受け答え。
11年9月 ミラノ郊外の女性刑務所に弟と無断で侵入し尋問を受ける。
11年10月 自宅で花火パーティーを決行しボヤ騒ぎ。修復工事を頼んで、しばらくホテル暮らし。
12年1月 トットナムファンから愛車ベントレーに卵を投げつけられる。
12年1月 平日の練習場で見かけた不登校少年を学校に連れて行き、いじめられていることがわかると、いじめっ子との和解に一役買い、さらにその学校の校長に説教。
12年3月 試合中にFKのキッカーをめぐりコラロフと口論。場内騒然。
12年4月 愛車ベントレーで2度目の交通事故。
12年4月 破局直後にラファエラ・フィコさんが妊娠を告白。バロテッリはすぐさまDNA検査を要求したが、イタリアのゴシップ誌を介してフィコさんが復縁を迫り、10月にヨリを戻す。過去の言動を謝罪し、ミラノに新居を購入。

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