【ドイツ】長谷部誠が語る、監督交代とボルフスブルクの変化
ドイツカップ2回戦、FSVフランクフルト戦に先発フル出場した長谷部 チャンスがいつ来るか分からない中で、それがいつ来てもいいように備えておくことの難しさはなかなか想像しがたい。
ボルフスブルクの長谷部誠は今季、マガト元監督の下で、おそらくシーズン前半は出場機会が訪れないだろうと思われていた。プロ選手として、代表選手として、極めて厳しい時間だったはずだ。プレシーズンも含めたおよそ3ヵ月間、彼はどのように自分を律し、前を向いて過ごしていたのだろうか。
第9節フォルトナ・デュッセルドルフ戦。監督交代によりチャンスが訪れると、長谷部は先発フル出場、1アシストを記録し、しっかりと結果を出した(結果は4-1)。10月31日、中3日で行なわれたドイツ杯2回戦、FSVフランクフルト戦でも同じく90分出場し、先制点の起点となった(結果は2-0)。
「メンバーも1週間3試合だからといって落とすわけではなく、普通に勝つ、ということでやっている。このメンバーで成熟させてくというか、ゲームをやって良くしていくというのがあると思う」
試合後の表情は案外淡々としたものだった。
「(監督が変わって、雰囲気は)変わったけど、やっているゲームとしては正直まだまだかな、と。ブンデスの上位とあたったときに勝てる感じはしない。この2試合は相手がよくないから勝てているだけ」
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