【インタビュー】香川真司
「ようやく『遊び心』も入れられるようになった」
香川真司 1989年3月17日、神戸市生まれ。2006年、高校2年生でセレッソ大阪に入団。2008年、日本代表に初選出。2010年からボルシア・ドルトムントに所属香川真司インタビュー(1)
ブンデスリーガ第24節を終えた時点で、ドルトムントは2位バイエルンに勝ち点差7をつけ首位に立っている。リーグ戦8連勝と好調なチームの中心には、間違いなく香川真司の存在がある。昨年12月のインタビューのときに「後半戦になれば調子は上がる」と断言していた通りの状態が今、訪れている。現状とこれからについて語ってもらった。
――昨年末にご自身が話していた通り、後半戦、好調ですね。
「どうなんでしょうかね。調子がいいというよりも、(結果が出ていた)1年目の勢いとは違う手応えがありますね。プレイのレベルが成長しているなと感じますし、余裕があります」
――それはどういう点においてなのでしょう?
「プレイの質を見てみると、イメージ通りにできているプレイが1年目より多いんですよね。例えば得点にしても、自分の形で決められているシーンが多いんです。1年目は、ちょっと自分の形とは違うなと思うことも多かったんですよ。2年目はそういうのではなく、自分らしさを出したいと思ってたら、後半戦に入ってそういうゴールやパスが出せているのかなと思います」
――確かにパスの精度は目を引きます。
「自分の中での課題として意識していたんです。シーズン前からパスの精度を強く意識していた中で、ようやくそれが実践できているのかなと思います。今はパスの精度がイメージと合致しているなと思います」
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