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【Jリーグ】ポンテは浦和レッズ優勝のラストピースだった キャリアの絶頂期を捧げたクラブ歴代最高のブラジル人 (4ページ目)

  • 戸塚 啓●取材・文 text by Totsuka Kei

【今も愛される浦和レッズの功労者】

 レッズは2006年を最後に、J1リーグ制覇から遠ざかっている。

 ポンテとともにJ1リーグ制覇やACL優勝を勝ち取ったチームには、小野伸二や長谷部誠、田中達也や永井雄一郎らがいた。攻撃も守備もタレント揃いで、ポンテのほかにも頼りになる外国人ストライカーがいた。2007年には阿部が移籍してきた。

 何か大きなものをつかむための条件が整っていたチームにとって、ポンテはラストピースだったのかもしれない。キャリアの絶頂期をレッズに捧げたこのブラジル人は、日本のメガクラブで歴代最高の称号を戴(いただ)く助っ人外国人である。

著者プロフィール

  • 戸塚 啓

    戸塚 啓 (とつか・けい)

    スポーツライター。 1968年生まれ、神奈川県出身。法政大学法学部卒。サッカー専誌記者を経てフリーに。サッカーワールドカップは1998年より7大会連続取材。サッカーJ2大宮アルディージャオフィシャルライター、ラグビーリーグワン東芝ブレイブルーパス東京契約ライター。近著に『JFAの挑戦-コロナと戦う日本サッカー』(小学館)

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