【Jリーグ】混戦のJ1で輝く選手は誰か 識者が選んだ前半戦のベストイレブン (2ページ目)
【得点関与14という驚異的な数字】
篠 幸彦(スポーツライター)
この記事に関連する写真を見るFW/鈴木優磨(鹿島)、レオ・セアラ(鹿島)、ラファエル・エリアス(京都)
MF/渡邊凌磨(浦和)、ルーカス・フェルナンデス(C大阪)
MF/熊坂光希(柏)
DF/安西幸輝(鹿島)、荒木隼人(広島)、高井幸大(川崎)、久保藤次郎(柏)
GK/早川友基(鹿島)
GKは小島亨介(柏)、西川周作(浦和)、スベンド・ブローダーセン(岡山)、大迫敬介(広島)ら他の候補も多かった。そのなかで、首位・鹿島の堅守の要である早川友基を選出。4月の月間ベストセーブ賞を受賞したように、早川の驚異的なセービング力で、僅差の多かった7連勝を大きく支えた。
センターバックのひとりには広島の荒木隼人。対人守備の強さは相変わらずで、ここまで最少失点の守備を評価。また、セットプレーでの得点源としても3得点を記録。もうひとりは川崎フロンターレの高井幸大。高さとスピードを兼ね備えた対人守備の強さ、ビルドアップのクオリティはリーグ屈指。
右サイドバック(SB)のひとりは柏の久保藤次郎。本来はウイングバックだが、システムの関係上、SBでの選出。ダイナミックな攻撃参加で、2ゴール3アシストで存在感を示した。左SBには、攻守に貢献度の高い安西幸輝を選んだ。
アンカーには、今季ブレイクを果たした柏の熊坂光希。ビルドアップで卓越したパス能力とターンで前進させ、フィジカルと鋭い読みで守備の貢献度も高かった。
2シャドーには浦和で高い決定力とインテリジェンスで攻撃に違いを生んだ渡邊凌磨、3ゴール11アシストで得点関与14という驚異的な数字を記録したルーカス・フェルナンデス(C大阪)を選出。小泉佳穂(柏)も候補に入れた。
FWでは現在J1トップスコアラーのレオ・セアラ(鹿島)。今季鹿島に新加入ながらすぐにフィット。PKは1つのみで、ここまで唯一の2ケタに乗せる11ゴールは、文句なしの選出。
その鹿島を前線でともに支える鈴木優磨もセットで。5ゴール3アシストという多くの得点関与もさることながら、強力なリーダーシップと存在感で首位のチームを牽引した。
FWの3人目は、ラファエル・ハットン(C大阪)と悩んだが、8ゴール4アシストの結果を残すラファエル・エリアス(京都)。パワーとスピード、抜群の決定力は健在で、今季はアシスト数も増え、京都の前半戦の躍進を支えた。
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著者プロフィール
原山裕平 (はらやま・ゆうへい)
スポーツライター。1976年生まれ、静岡県出身。2002年から『週刊サッカーダイジェスト』編集部に所属し、セレッソ大阪、浦和レッズ、サンフレッチェ広島、日本代表などを担当。2015年よりフリーランスに転身。
篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)
1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。
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