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【Jリーグ】J1で早くも苦戦中の下位クラブ 守備が崩壊、終盤に失点...序盤にして正念場 (3ページ目)

  • 篠 幸彦●取材・文 text by Shino Yukihiko

【序盤にして正念場のクラブ】

 18位横浜F・マリノス、17位ヴィッセル神戸は、ともにいまだ未勝利ではあるがACLEの関係で1試合消化が少ないためいったん保留。16位の東京ヴェルディは、第3節町田戦で勝利したものの3敗を喫し、苦戦している。

 昨季はチーム全体での高い強度による粘り強い守備をベースに、つば迫り合いを制して6位と躍進した。今季はそこで競り負けている印象だ。昨季からの主力メンバーは維持できたが、今季そこからどう発展、成長させるか。城福浩監督の手腕が試されている。

 昇格組の15位横浜FCは、東京Vとは逆に粘り強く守れるものの、どう点を取るかが課題となっている。5試合で1得点はあまりに少ない。全体でコンパクトに守れたとしても、攻撃がトップの櫻川ソロモン頼みとなっているのは厳しいと言わざるを得ない。

 新加入の鈴木武蔵が第3節横浜FM戦で負傷離脱したことも大きく響いているだろう。攻撃面で迫力が出せないとこのままずるずるいってしまいそうな空気もある。序盤にして正念場だ。

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