名古屋グランパス好調の要因は「速い攻撃」 相手の一瞬の隙を見逃さなかったゴールの形とは
Question
マテウスがボールを受けたあと、名古屋はどのように相手を崩したか?
Jリーグ第14節、名古屋グランパス対サンフレッチェ広島が行なわれ、ホームの名古屋が2-1で上位対決を制した。
3位・名古屋と4位・広島という注目の上位同士の対戦は、アウェーの広島が前半から主導権を握る展開となった。名古屋の前線3人を活かした攻撃を広島がプレッシングで封じると、森島司やエゼキエウらが起点となり、再三に渡って好機を作った。
すると前半37分、FKを川村拓夢が決めて広島が先制点。このまま前半終了かと思われたが、終了間際の43分に名古屋がCKからキャスパー・ユンカーが決めて同点で折り返した。
後半立ち上がりの3分、広島の一瞬の隙を突いてユンカーが2点目を決めて名古屋が逆転に成功する。そこから名古屋が広島の猛攻をしのぎきり、2-1で勝利となった。
今回は、名古屋の決勝点のシーンを取り上げる。
後半3分、佐々木翔のクリアボールを拾った藤井陽也が米本拓司につなぎ、野津田岳人の背後でフリーとなっていたマテウス・カストロへ縦パスを入れる。
中央でマテウスがボールを受けたあと、名古屋はどのように相手を崩したか?この記事に関連する写真を見る 次の瞬間、マテウスから名古屋はどのように崩したか、というのがQuestionである。
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著者プロフィール
篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)
1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。