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クライフから大きな影響を受けたダニエル・ポヤトス監督が、ガンバ大阪を「本来いるべき場所」に導く (4ページ目)

  • 高村美砂●取材・構成 text by Takamura Misa
  • photo by ⓒGAMBA OSAKA

 私がこれまで仕事をしてきたレアル・マドリード(スペイン)やパナシナイコス(ギリシャ)といったビッククラブでの時間を通して、ガンバが担うビッグクラブとしての責任、みなさんからの期待も理解しています。ですが、現実から目を背けていては前に進めません。

 であればこそ、毎日の積み重ねによってしっかりとしたプロセスを踏み、ガンバのサッカーを作り上げることで、まずはACL(AFCチャンピオンズリーグ)圏内、上位争いをできるチームに立ち返ることを目指したいと思います。と同時に、我々にとってもっとも大切なファン・サポーターのみなさんにガンバを、このクラブとともにある自分を、誇りに感じていただけるシーズンにしたいと思っています」

 そのチャレンジは、開幕が迫った今も続いている。

「選手はとてもハングリーな精神を持ち、日々成長しています。今はまだプロセスの段階ですが、チームづくりについて、私自身はすごく満足していますし、引き続き選手たちとともに歩んでいきたいと思っています」

 開幕は2月18日、アウェーでの柏レイソル戦。"ポヤトス・ガンバ"がいよいよ、そのベールを脱ぐ。

ダニエル・ポヤトス
1978年6月23日生まれ。スペイン出身。早くから指導者の道に進み、スペイン各クラブのアカデミーで選手育成を手掛ける。その間、アトレティコ・マドリードの分析コーチなども務め、2020年にギリシャの名門パナシナイコスの監督に就任。2021年からは徳島ヴォルディスを指揮。2023年、ガンバ大阪の監督に就任した。

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