Jリーグ終盤戦の見どころを福田正博が解説。優勝へひた走る横浜FMとACL争い。残留争いは混沌 (4ページ目)
猛暑のなかの連戦に耐えられるか
名古屋も今夏の補強を見ると、自分たちが危険水域にいることを自覚しているようだ。長谷川健太監督が昨季まで率いたFC東京からFW永井謙佑を獲得したのをはじめ、しっかり守って素早く攻撃するサッカーをやるための人材を集めた。
こうしたサッカーは得点数は増えないが、ワンチャンスをモノにしやすくなるため、下位で苦しむ時には手堅い方法ではある。ただ、それが来季以降につながるかと言えば疑問もあるし、名古屋ほどの予算規模を持つクラブがこういった形になるのは、Jリーグにとっては寂しいことだとも思う。
今シーズンは11月からワールドカップが控えているため、スケジュールは前倒しになっていて最終節は11月5日。8月も基本的には各チームとも毎節、試合がある。この暑さのなか週1ペースで試合を続けていく厳しさに、選手たちがどこまで耐えられるのか。
これが秋口を迎えた時にライバルより上に行っているかを決めると言っても過言ではないだろう。選手層のところも含め、どのチームが夏場を乗りきる戦いをするかをしっかり見ていきたいと思う。
◆【画像】今季J1の得点王候補たち
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