2022.07.29

加地亮が選ぶ現在のJ1おすすめベストイレブン。「ビッグセーブ連発」「神出鬼没」「すさまじい運動量」の選手とは?

  • 篠 幸彦●取材・文 text by Shino Yukihiko
  • photo by Getty Images

加地亮が選ぶ、J1おすすめの11人

7月30日の第23節から再開されるJ1は、いよいよ終盤戦に入ってくる。各チームの順位が決まっていく重要な局面のなかで、注目の選手は誰か。今回は解説者の加地亮氏に、今、見ておくべきおすすめの11人を紹介してもらった。

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鋭い反応で京都サンガF.C.のゴールを守る、上福元直人鋭い反応で京都サンガF.C.のゴールを守る、上福元直人 この記事に関連する写真を見る

ビッグセーブを連発

上福元直人(GK/京都サンガF.C.)

 サポーターの間でも「"神"福元」と呼ばれるくらい、今季はビッグセーブを連発しています。とくに至近距離での反応が抜群に素早いですよね。

 京都はここまで中位から下位あたりに位置していますが、失点数では上位に見劣りしません。その大きな要因の一つに上福元選手のセービング力があると思っています。

 セービング力だけでなく、足元の技術にも長けています。片野坂知宏監督が率いていた大分トリニータ時代から高いスキルを持っていると感じていて、本人としても自信を持っているところでしょう。

 京都のスタイルは、GKが最終ライン裏のスペースを広くカバーする必要があります。カバーした時に単純に大きくクリアするだけではなく、上福元選手の足元のうまさがあれば、そこからボールをつなぐことができるので、展開は大きく変わります。

 似たスタイルでは横浜F・マリノスの高丘陽平選手が挙げられますが、セービング力などを含めトータルで見て、今うしろにいて一番安心感があるのは上福元選手だと思います。

山根視来(DF/川崎フロンターレ)

 日本代表でも活躍する山根選手は、攻守に渡って今一番クオリティの高いサイドバック(SB)だと思っています。

 とくに際立つのが攻撃能力です。ゴールも奪えるし、アシストもできる。ビルドアップの起点にもなれるパス能力は、JリーグのSBのなかで一番レベルが高い。

 最近は似たタイプのSBが増えていますが、山根選手は全体とのコンビネーションも秀でています。味方をよく見て、上がっていくタイミングや相手との駆け引き、ラインの駆け引きなど、状況判断の的確さは本当にすばらしいですね。