FC東京が2試合連続3ゴールと攻撃が爆発中。スペースを作り、使うパスワークがお見事

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question
左サイドでボールを受けた小川諒也は、次の場面でどんなプレーを選択したか?

 J1第16節、FC東京がホームに鹿島アントラーズを迎え、3-1で勝利。前節・清水エスパルス戦に続いて2試合連続の3得点で、今季2度目の連勝となった。

 前半の立ち上がりは鹿島のハイプレスに苦しみ、思うようにチャンスを作れずにいたが、給水タイムを挟むと徐々にボールが回り始めた。

 すると前半33分、流れのなかから渡邊凌磨が先制すると、42分にも渡邊が2点目を奪う。後半7分にディエゴ・オリヴェイラがPKで3点目を決めると、直後に上田綺世に1点を返されるものの、そのままリードを守って3-1の快勝となった。

 今回は、渡邊の先制点のシーンをピックアップする。

 前半33分、FC東京がビルドアップからの流れで、森重真人から鹿島の中盤ラインまで上がった小川諒也へ、グラウンダーのパス。

左サイドでボールを受け相手を外した小川諒也は、次にどんなプレーを選択したか左サイドでボールを受け相手を外した小川諒也は、次にどんなプレーを選択したかこの記事に関連する写真を見る そこへファン・アラーノが寄せて来るが、小川はマイナスに切り返してかわしてルックアップした。

 手前にアダイウトン、中にディエゴ・オリヴェイラ、渡邊がいるこの状況で、小川は次に何を選択しただろうか、というのがQuestionである。

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◆2022 J1全18チーム序盤戦フォーメーション

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