ペナルティ ワッキーの「Jリーグモノマネ」がバズり中。「神が降りた」自信作の2本とは? (3ページ目)

  • 池田タツ●取材・文 text by Ikeda Tatsu

――難しくて撮り直したモノマネとかはあるんですか?

「実はお蔵入りがあって、カズさん(三浦知良)のモノマネです。カズさんのシザースがどうしてもあの速さのようにできなくて。まあ、当たり前ですよね。やればやるほど疲れてきてどんどん遅くなっちゃったんですよね。構成はシザースからのシュート、ゴールイン、カズダンスという王道の流れをやったんですが、あまりにも酷くてお蔵になっちゃいました」

――個人的には長友佑都選手(FC東京)のモノマネがめちゃくちゃ似ていると思いました。

「おおーわかってくれますか! あれすごく似てますよね! (相手ボールを)突く時の長友選手。神がかり的に似ているというのは、大体一発撮りなんですよね。しかも資料VTRみたいなのも見ていないでやっています。もう何回も見てきているので、頭のなかにすでにあるんですよね。だから自然と体が動く。

 それで言うと藤春廣輝選手(ガンバ大阪)のモノマネもそうですね。自分の頭のなかにあるものだけでやったものです。藤春選手は走り方が特徴的なだけでなく、クロスのシーンで手が"ゴチャ"ってなる時があるんですよ。そのイメージがずっと頭のなかにあって、一発目にやったのを見たら『おお!藤春じゃん』ってなりました(笑)。この2本は神が降りましたね。自分がずっとJリーグを見ている蓄積も大きいかもです」

【Jリーグに恩返しがしたい】

――監督シリーズは笑えるのが多いですよね。ミシャ(ミハイロ)・ペトロヴィッチ監督(札幌)が好きです。あれはタイトルも気に入っています。『アラノ時々ヒロキ』というタイトルです。

「あれもうれしかったのが、コーチ&通訳の杉浦大輔さんがすぐミシャに見せてくれたらしいんですよ。そうしたらミシャが大爆笑してくれたみたいで。あれは最後に宇賀神選手を見つけて『ウガ!』って言うんですよね。札幌対浦和の設定です。個人的には宇賀神選手がツボなんですよね。"ウガ"という存在そのものが好き(笑)。だからモノマネシリーズのなかには、ウガがちょいちょい出てくるんです。

 監督シリーズではミゲル・アンヘル・ロティーナ監督(前清水エスパルス)が評判よかったですね。ただ頭を掻いているだけなんですけど。あれはやっていても気持ちよかった」

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