2021.12.15

ペナルティ ワッキーの「Jリーグモノマネ」がバズり中。「神が降りた」自信作の2本とは?

  • 池田タツ●取材・文 text by Ikeda Tatsu

――多くの反響がありますが、印象に残っているものはありますか?

「レフェリーの村上伸次さんの、バニシングスプレーを使うモノマネをした時ですね。多くの審判の方はボール側のほうの地点を線で描くんですが、村上さんは短くシュッと点だけなんですよ。それが個人的につぼでマネしたんです。

 そうしたら村上さんから、『実は理由があるんです』と丁寧な反応をいただきました。『キッカーによっては、半円を描くのを嫌がるキッカーがいるんです』と。泡がスパイクについてしまうとか、邪魔だとか思う選手もいるらしいんです。そこで、点だったら嫌がる選手もいない。蹴る場所がわかればいいだけだから、本来点だけでいいんですよね。理にかなっている。決してスプレーをケチってるわけではないんですよと(笑)。選手にそこまで気を使っている名審判ですよね」

――他にはどんな反応がありましたか?

「都倉賢選手(V・ファーレン長崎)からの反応はうれしかったな〜(※試合中の給水で、飲んだ水より多く吐き出すモノマネをした)。本人から『似ています』とレスが来て、水を吐き出す理由を教えてくれました。都倉選手はお腹が弱くていっきに冷たい水を飲めないと。ただ『次からは水をもっと大切にします』と(笑)」

――意外な真実が顕わになりますね。

「若手の選手たちのモノマネをすると、本人からの反応をいただける割合が多くなりますね。三笘薫選手(サン=ジロワーズ)のドリブルもやったんですが、おじさんがあんなドリブルできるわけないんですよ(笑)。だから、基本的なイン&アウトのドリブルをやって、体の姿勢を似せるみたいな形にしたんですね。最後は『無理』って締めたんですけど、それに対して三笘選手本人から『似ています』ってレスが来たのはうれしかったですね」

【カズのモノマネはお蔵入りに】

――お笑いという部分もあるかもしれませんが、プロだけじゃなく実際にサッカーをやっている人たちの反応がいいですよね。サッカーの技術の本質的な部分を捉えているからこそだと思います。

「全く似てないモノマネの羅列だったら、あそこまでいろんな人が反応はしてくれないかもですね。僕はある意味ふざけているところもあるので。一番気をつけているのはそこの割合です。やっぱり僕は芸人なので、やればやるほど欲しがって笑いに走ってしまうんですよ。本格的なモノマネとチョケる割合で、チョケる割合が超えてこないようにしています。まあ、たまに全編ボケているみたいなのもあるんですが、それは今までの蓄積があってちゃんとやってきた部分もあるから、許してもらっているのかなと。

 技術的なものは、キックのフォームなどは自分もサッカーをやっていたので培ってきたものがあります。『あ、サッカーやっている人だな』とわかる人にはわかってもらえるんじゃないでしょうか」