2021.01.19

オルンガだけじゃない。アジア各国が外国人Jリーガーを狙っている

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • 山添敏央●写真 photo by Yamazoe Toshio

 その他、古くは1996年に鹿島からパリ・サンジェルマンに移籍した元ブラジル代表のレオナルド、1998年にガンバからカリアリ(イタリア)に移籍した元カメルーン代表のパトリック・エムボマ、2008年に徳島ヴォルティスからヤングボーイズ(スイス)に移籍し、その後はCSKAモスクワ、ローマ、ニューカッスル、スポルティングなど数々のクラブを渡り歩いた元コートジボワール代表のドゥンビアなどが、Jクラブからヨーロッパのクラブに移籍した成功例として挙げられる。

 ただ、全体から見れば「Jリーグ経由、ヨーロッパ行き」を成功させた例は圧倒的に少ないのが実情だ。その大きな理由のひとつは、ヨーロッパのマーケットには外国人Jリーガー以上に安価で可能性を秘めたダイヤの原石がゴロゴロしているためで、あえて遠いアジアでプレーする外国人Jリーガーに大金を投じる必要性がないからだ。それは、今回のオルンガのケースにもあてはまる。

 まだまだヨーロッパの移籍マーケットでJリーグが占める割合は大きくない。果たして、これからも外国人Jリーガーの移籍先は中東や中国に偏る傾向が続くのか。今後のJリーグ移籍マーケットの行方に、大きな注目が集まる。

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