徹底した「F・マリノス対策」にも
屈しない王者に連覇の可能性を見た (4ページ目)
とはいえ、まずは1勝を早く手にしたいというのも、偽らざる本音だろう。
酷い内容の試合が続いていても、ひとつの勝利が転換点となり、試合内容が大きく良化していくことがある一方で、試合内容はよくてもなかなか勝てずにいると、次第に内容も悪くなってしまうケースも珍しくない。まして、週2試合に近いペースで連戦をこなすとなると、流れを変えるきっかけがないまま、ズルズルと負の連鎖に陥ってしまいかねない。
キャプテンのMF喜田拓也は試合後、本来のリズムで試合を進められなかった理由として、「試合勘(の不足)は一理ある」としつつ、こう続ける。
「他にももっと上げられるところが確実にある。要因を分析して、中3日で試合が続くので、そこのところ(の修正)をスピード感を持ってやっていきたい」
出来は上々。それだけにまずは1勝することが、連覇への第一関門となりそうだ。
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