FC東京・高萩洋次郎「過密日程はチャンス」。
J1優勝をどう引き寄せるか (7ページ目)
今まであまり感情を表に出すタイプではないだけに、試合への強い思いを口にする高萩を見て、思わずパソコンモニター上に映る本人を凝視してしまった(オンラインミーティングツール「zoom」で取材)。しかし、その欲こそが、長く一戦で活躍できる所以なのかと納得もした。
この過密日程は逆にチャンスだと、高萩は言い切る。
「日程変更によって、レギュレーションも今シーズンは変わってくる。東京はACLに出るからルヴァンカップは決勝トーナメントからになったし、天皇杯もリーグ戦の上位2チームだけが準決勝から出場することになった。だからもし、そこに食い込んで行けたら、タイトルを獲るチャンス......それこそ3冠とか、しやすくなるんじゃないかと思うのです。
今シーズンは降格もないからリスクも負えますし。昨シーズンの最後、清々しかったとは言ったけれど、それでも優勝できなかった悔しさはあるので、そこはやはり......跳ね返したいというか、昨シーズンの経験を活かして優勝したいですね」
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