「ウィズコロナ」で部活はどう変わる?
強豪校サッカー部の感染予防対策
5月25日に非常事態宣言が全国で解除され、休校がつづいた学校活動も6月に入り再開が進んでいる。だが、厚生労働省から新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」が提言されたように、私たちの暮らしは大きな変化が求められている。
大津高校サッカー部の平岡和徳総監督に、今後の部活動の在り方を聞いた それは、無観客での開催が進められているプロ野球やJリーグだけでなく、学校スポーツも同じだ。今後の学校生活や、部活動はどのように変化し、何を意識すべきなのか。そこで今回、熊本県立大津高校サッカー部の平岡和徳総監督へのオンライン取材を実施。氏の考え方や部の取り組みを紹介していく。
平岡総監督は、これまで元日本代表の巻誠一郎や、谷口彰悟、車屋紳太郎(以上川崎フロンターレ)、植田直通(セルクル・ブルージュ)ら50人以上のプロ選手を育ててきた。公立高校でありながら「100分トレーニング」という短時間の集中した練習で成果を挙げ、理想のサッカー部をつくり上げてきた。現在はJFAの技術委員を務め、2017年からは熊本県宇城市の教育長も務める人物だ。
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