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川崎フロンターレ3連覇に黄信号。
リーグ最多のドロー数が影を落とす (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 山添敏央●撮影 photo by Yamazoe Toshio

「失点しないのは大事だが、あまりそこに神経質になってもよくない」

 そう話す中村は、「押し込んだときの緻密さと丁寧さ」を課題に挙げ、あくまでも攻撃的なスタイルを突き詰めるべきだと指摘するが、J1王者らしからぬ試合が続く流れには、なかなか歯止めがかからない。

 鬼木監督は、選手たちを気遣うように語る。

「ナーバスになり過ぎて、普段出ないようなミスが起きている。いろんなプレッシャーがあるだろうが、チームも個人も乗り越えなくてはいけない」

 2007~2009年の鹿島アントラーズ以来、J1史上2度目となる3連覇の偉業達成は、崖っぷちまで追い込まれている。

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