2019.04.18

ポスト大迫の北川航也。「煮え切らない
ストライカー」から脱却せよ!

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

 今年1月に行なわれたアジアカップは、清水エスパルスのストライカー、北川航也にとってまたとないチャンスだった。初戦のトルクメニスタン戦で2ゴールを決めたエース大迫勇也(ブレーメン)が、その直後の練習で故障。大迫は大事を取ってそこから4試合欠場することになった。

 北川はそのうち3試合をスタメンで、1試合は武藤嘉紀(ニューカッスル)に代わり途中出場した。チームは4連勝したが北川はノーゴール。プレーの出来もすべてサッパリだった。準決勝(イラン戦)、決勝(カタール戦)で大迫が復帰すると、北川は交代出場さえ叶わなくなった。 

 森保ジャパンには、2戦目のパナマ戦から招集されてきた北川だったが、アジアカップのこの不出来で、監督の信頼を失うだろうなとの読みは的中した。続くコロンビア戦、ボリビア戦で招集外になることは当然の帰結だった。

 このまま下降線を辿るのか。あるいは再浮上を果たすのか。

ジュビロ磐田戦で今季3ゴール目を決めた北川航也(清水エスパルス) 身長180cm。大型の部類に入るFWだが、大型選手が持つネガティブな面はない。175、176cmぐらいの動きができる。技術力も同様。見切ることができない捨てがたい魅力がある。

 イメージが重なるのは柳沢敦だ。なにより、DFラインの背後を突く動きが似ている。動き出しが抜け目なくスムーズなのだ。ネコ科の動物を連想させる素早さ、滑らかさがある。

 柳沢が177cmだったので、北川はそれより3cm高いことになるが、その差を感じさせない動きのよさが魅力だ。それでいて、ヘディングもそれなりに強い。