ヴィッセルの西大伍が断言。
今季の見どころは「僕です!」

  • 高村美砂●取材・構成 text&photo by Takamura Misa

『神戸讃歌』を聞けば
選手の気持ちも昂るはず

 ホームのノエビアスタジアムは本当にいいスタジアムで、いいイメージしかありません......だって、勝てるから(笑)。昨年の終盤戦も僕、ここで点を取りましたしね。これは、鹿島としてというより、僕と相性がいいと思ってください。だから、僕がヴィッセルの一員になったということは最強です。なので、今年はヴィッセルの一員として、あのスタジアムでたくさん勝ちたいと思います。

 チームの見どころは......僕を楽しんでもらいたい。あ、僕とチームのプレーを、かな(笑)。

 そう言えば、あのスタジアムで試合前に歌われる『神戸讃歌』ってあるじゃないですか? この間の新体制会見のときにサポーターのみなさんが歌ってくださって初めて聞いたんですが、すごく想いの込められた、いい歌だと思いました。

 でも、聞くところによると、僕らがアップを終えて、ロッカールームに戻っている間に歌われているそうなんです。それじゃあ、もったいないなと。だって、それだと僕たち選手が聞くことができないから。

 だから、あれをできれば今シーズンは入場のときに......バルセロナのアンセムみたいな感じで歌ってもらえないかなって思っています。尺の問題とか、いろんな問題があるんでしょうけど、そのときだけ歌詞をコンパクトにするとか少し工夫していただいて、ぜひ歌ってほしい。

 そうしたら間違いなく、僕たち選手の気持ちも昂ぶるだろうし、スタジアムの雰囲気ももっとよくなる気がする......って、そんな簡単には実現しないかもしれないけど、せっかくヴィッセルの一員になったからには、そういうことも含めてどんどん意見を出していきたいと思います!

 と同時に、プレーでも観に来てくださった方が応援をがんばるとか、そういうことじゃなくて、純粋に僕らの試合を観て楽しんでほしいし、また観に行きたい! と思ってもらえるプレーをしたいと思っています。

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