2019.01.06

新潟県勢初の頂点へ。帝京長岡
「美しく勝つサッカー」への挑戦は続く

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 佐藤博之●撮影 photo by Sato Hiroyuki

 帝京長岡のベスト8進出は、新潟県勢として史上4度目。そのうちの3度は第91回大会(2012年度)以降のものであり、今大会のベスト8は昨年度の日本文理に続く、2年連続である。

 かつては初戦敗退が当たり前だった、新潟県代表校の躍進が目覚ましい。帝京長岡の古沢徹監督が語る。

「新潟は北信越の”お荷物県”だったが、今は北信越プリンスリーグ(での成績)も含め、レベルは上がっており、県予選を勝つのも難しくなっている。2年連続ベスト8はフロックじゃない」

 第97回全国高校サッカー選手権大会準々決勝。帝京長岡は尚志(福島県)に0-1で敗れ、新潟県勢初のベスト4進出はならなかった。

「すばらしい雰囲気に飲まれ、本来やらなければいけないことができなかった。ガチガチだった」と古沢監督。キャプテンのDF小泉善人(よしひと/3年)も「立ち上がり、会場の雰囲気に飲まれてしまった」と振り返る。前半なかばの決勝点は、ちょっとした呼吸のズレから生じたパスミスを突かれての、やらずもがなの失点だっただけに、何とも悔やまれる敗戦ではある。

 しかしながら、帝京長岡が今大会で残したインパクトは、決して小さなものではなかった。

帝京長岡のサッカーは見ていて面白かったが...