2018.12.29

高校サッカー。V候補の流経大柏に
前橋育英、青森山田、大津が挑む

  • 粂田孝明(ストライカーDX編集部)●文 text by Kumeta Takaaki(STRIKER DX)

 年末年始の風物詩、全国高校サッカー選手権が今年も12月30日に開幕する(決勝戦は1月14日)。

 2005年度に滋賀県の野洲が優勝して以降、どこが勝ってもおかしくない”戦国模様”に突入した高校サッカー界。優勝候補が順当に勝ち上がることが少なくなり、逆に予想もしなかった伏兵が栄冠を手にすることが何度となく起こってきた。

 だがここ数年は、かつてのように実力のある高校、力のある地域の代表校が、前評判どおりの力を示して、栄冠を手にするようになってきた。そして昨年度も、その前年に準優勝と涙を飲んだ前橋育英(群馬県)が戴冠。常にV候補に挙げられてきた名門が、前年のリベンジを果たすとともに、出場21回目にしてついに悲願の初優勝を遂げた。

前回大会決勝は前橋育英と流経大柏が激突し、1-0で前橋育英が勝利した。photo by Takahashi Manabu そうした流れからすると、今年度は前回大会決勝で惜敗した流通経済大柏(千葉県)が優勝候補の筆頭。最大の激戦区を突破し、本大会では前年の雪辱を晴らして11年ぶり2度目の頂点に立つ可能性が高いと見る。

 実際、今年のチームは相当強い。全国制覇を果たせるチームだと思わせるだけの根拠もある。

 根拠のひとつは、チーム力の高さだ。今年は選手権で優勝するために、基礎となる守備を再強化。そのうえで、さまざまな選手を組み合わせて、ベストな布陣を導き出してきた。その結果、熾烈な千葉県予選では、習志野(1-0)、市立船橋(2-0)ら強豪を完封して退けてきた。