2018.10.19

史上最高の高水準かつ熾烈なJ1残留争い。
「やばい」クラブはどこだ

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 今季J1も残すところ、あと5節。優勝争いは、川崎フロンターレとサンフレッチェ広島の2クラブに絞られたと言っていいだろうが、残留争いは大混戦だ。これから先は毎節のように、どこかのスタジアムで悲喜こもごものドラマが繰り広げられる。

過去に例がないほど、多くのチームが絡んでいる今季のJ1残留争い 昨季までは単純に下位3クラブ、つまり、16位から18位のクラブがJ2へ自動降格となっていたが、今季は17、18位の下位2クラブのみが自動降格。そして、16位のクラブはJ1参入プレーオフへ回り、J2のいずれかのクラブ(リーグ戦3位から6位までのクラブのうち、トーナメント方式のプレーオフを勝ち上がった1クラブ)と対戦する。これに勝てばJ1残留、負ければJ2降格となる。

 つまり、昨季までは16位以下なら何位でも同じだったが、今季は16位に入っておけば、まだ自力で残留する可能性を残すことになる。

 さて、現在の順位(第29節終了時点)だが、18位にいるのは、勝ち点28のV・ファーレン長崎。W杯開催による中断明けからの10戦で1勝8敗1分けと、大きく後れを取ったことが響いている。

 かなり厳しい状況にあるのは間違いないが、言い換えれば、連敗を繰り返しながらも、16位の名古屋グランパスとは勝ち点3差、勝ち点で並ぶ14位の柏レイソル、15位のジュビロ磐田とも同5差。残留を争う他のクラブももたついているため、意外なほど差は開いていない。決して絶望的な状況ではないだろう。